不要不急の外出という言葉でなんとなくうっとなっている皆さま、いかかがお過ごしでしょうか。
ナショナル麻布でお買い物をしてきた。「要」の外出に伴う「要」の買い出しである。買いたかったホモスについての話は長くなったので別立てにする。
ナショナル麻布
外国の方率高いでおなじみ老舗スーパー、ナショナル麻布です。麻布って言う割に広尾駅の方が近い。有栖川公園の様子を見るのを忘れました
NHKでもコロナ対策の紹介をされていたらしく、ソーシャルディスタンスの線ある
マスク着用してないと入店できないので入り口で売っている。
入り口の店員さんに手をシュッシュしていただき
こんちゃーす！
リーキと芽キャベツがお出迎え 外国のスーパーみがあってワクワクしてきました、コストコとはまた違うね
いや果物まあまあ無い パイナップル(1玉)が売り切れてました、なんで？
ルッコラとベビーリーフ完売です、あっ1束変なとこに戻されてる
お肉なさすぎない？金曜日の午後だから？
ナショナル麻布の真骨頂、おもしろ外国食材いっくよ〜
スペインのうずら丸
ターキー丸がフランス産であることと2268円の処理の優先順位がつけられなかった あと丸が続くと忍者の名前みたいで可愛い
フォアグラ756円、キャビア4860円に対してへーとしか言えない、すまない
コーンビーフ2199円、缶じゃないの初めて見た
↑ゲームヘンって何？と思って調べると900g以下、生後5週以下の雛鳥らしい。名前にGame(狩猟で取れた動物を意味する)がついているにも関わらずそれは関係ないらしいし、Hen(雌鳥かがついているけどこれも関係ないらしく笑ってしまった、やめちまえよ(wikipedia、modernfarmer)
ギリシャのヨーグルトに脂肪分0求めることの是非と6,380円でまたも処理落ちした
さんきゅっぱの水牛チーズ。チーズは他にもアイルランドの黒ビールチーズとかフェタチーズ以外のギリシャのとか色々あってよかったけど総じて落ち着いていた。なおコストコのブロックチーズのように野蛮なものは少なく、ヨーロッパの風を感じる
冷凍なの笑える、ママこれ買ってよお枠
オリーブオイル・マスタードは普通に充実してて、写真にはないけどスパイスにオリジナルブランドがありすごい
「体の中をクレンジングする効果を考えたハーブソルト」きました！伊勢丹BPQCの遺伝子を絶やさない会会長としてはこれこれ〜！と言わざるを得ない
伊勢丹B2階といえばお水ですが「太陽王が飲んだ」でおなじみシャテルドン1620円もちゃんとある、とんだアクセサリー売り場だよ
クリスピークリームドーナツあるやんけ！オールドファッション残ってたら買ってた、あれすき
西海岸系自然派スーパーの雄ことTrader Joe'sみを感じたければナッツを買って自分でバターを作れるよ
エスニック系も充実していてバスマティ、ジャスミン、リゾット用のお米もちろん乾麺系も充実
でっかいチョコ好きな人〜？は〜い
さらっと売られているCBDオイルに思わずニッコリ
レジ横チェックでーす People, Newsweek, TIME, MAJESTY, Economistヨシ！
スーパーの本棚見ちゃうよね
かわいいエコバッッグ〜 ここは普通にノーレジ袋なんだけど、今回のコロナでレジ袋復活の動きあるみたいなニュースみんな見た？3/26のやつだから今は違うかもしれないけどその着眼点はなかったなって思ったよね、まあ言い出したらダンボールとかもきりないけど
18時にはお店終わりです、デリバリーもやってらっしゃる
画像左、店員さんのTシャツ先日記事にしたKeep Calmシリーズが使われていておっとなった
@NATIONAL_AZABU*写真掲載許可済だけど、なにかあればメールまで。
裏は花いろご飯
さて、コロナ以前にも外食=アトラクション説に共感するという話をエリックサウス紹介記事で書いた。この度「不要不急」をしないようにしているわけだが、なんだか最近「要」のお買い物のついでに普段は買わない嗜好品的楽しい食べ物を買うことが増えている。もちろん現金死守は基本なのだけど、今回もブルーチーズとペンネ、ハーブティー、高いホワイトビネガーを買いました。ロッテのチョコパイ(たまに食べたくなる)やハーゲンダッツもぽいぽい食べている。他に行く予定だった支出や楽しみを「要」に求めている気がする。ここまで書いたが、要・不要ははっきりさせられるものなのだろうか。店AにほしいものPがない時、Nm離れた店Bに行くことは不要だろうか？この文に色々なものを代入してみて、自分の判断はどこで変わりますか？ドイツはアーティスト支援時に「生命維持に必要不可欠」としたけど、さてみなさまの要不要の線引きはいかに
江戸時代には庶民の贅沢を禁止する奢侈禁止令が出され、それまで豪奢な着物で競っていた庶民は限られた色・柄の使用しか許されなくなった。そこで辛うじて残されたものをむちゃくちゃ発展させたらしく、それを表す四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)や、表からは見えない裏地などに凝る裏勝りが生まれている。許された少ない「要」を充実させるのは窮屈だけれど少なくとも楽しみたい、というか楽しむしかないのでしょうか、できればいいな…
落語『出来心』には貧乏な男が何にでも「裏は花色木綿」と言うという部分があって、縹色で安い木綿を意味する花色木綿、小さい頃の自分はお花の模様が広がっているさまを思い浮かべてしまい、なんだか小さな贅沢をするみたいでかわいいなと覚えてしまっていた。裏はお花模様の木綿、花いろご飯でやってみた、という話。
総括
さて、ナショナル麻布は外国の食材があって相変わらず楽しかった。
楽しかったけれど、昔行った時となにかが違う気がする。それはウワー知らないものがたくさんある！のワクワクで、海外個人輸入が格段に楽になった今と15年前では違うだろう。ただ、大久保の韓国スーパーやコストコ、上野のやばい中国食材屋さんあたりの特化型に比べるとよくいえばバランスが取れているし品質がしっかり、悪くいえば高くて優等生感があり、成城石井の上位互換という感じ。それはもしかしたら生産状況、輸入のイレギュラー、金曜の閉店間際だったから、などなどかもしれず的外れの可能性もあり、今後の調査がかなり必要だと思っている。とりあえず外国の食材は楽しいし、それが得られるというのはありがたいことです。そう、何よりナショナル麻布にはホモスがある。
→→→後編・ナショナル麻布で一番買いたかったものホモスの話に続く
