兎波走り

死にたくない

日記 5/5 エンダーのゲーム、ワナジャ、vessel orchestra

◆夜と朝について

明け方珍しく霧が出ていたので気分がよくなってしまった。相変わらず睡眠サイクルが変で、明け方の光を眺めることが多い。昼起きている時と同じ活動が夜生活の間にできないのがとても不思議で、文章はよい状態のときに書きたいと思っていた身からするといつまでたっても書けないままだった。寝たいと願いながら何も産み出せない時間が続いていて、いま世界で起きてる人全員集めて何も産み出せない時間を一緒に過ごしたいと思いつつ眠気の調子を常に窺っている

 

◆ブログの文体について

自分の文体があまり好きではないので困っている。だ・である調で書いていて、読点・だが/という/なのだけれど、とかが多くて気色悪い。かといって口語にすると自分の人間性が出てかなり苛だたしい「面白文体やってますよ」になる。突き詰めれば文章が下手で人としてつまらないということになって、困りを通り越して諦めにするしかない。他人の文章を読むと整理されているし臭みがなく読みやすいので翻ってびゃーという気持ちになる。昔、「僕はみんながツイートで"むちゃ・むっちゃ・むちゃくちゃ・めちゃ・めっちゃ・めちゃくちゃ"のどれを使うのか全部覚えてます」と言ってる子に会ったことがあって、その着眼点はなかったなと思ってびっくりした。自分はむちゃくちゃ派。

 

◆インドの映画とカタック

プライムビデオでインド映画『ワナジャ』 をなんの前知識もなしに観た

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見始めてすぐそういえばインドはカーストと男尊女卑レイプ多めの国だったアチャーとなった。踊りと、ドアがなくて光と風が入ってくる建築と色は好きだったけどいかんせん女性の扱われ方と貧困とカーストがなかなかシビアすぎてリアルはリアルだけど求めるものを間違えたくない人には勧めづらい。

こんストーリーどがんして終わらせるとねと思っていたらどこにも落ち着かず終わったので調べるとコロンビア大のマスター論文に基づいて撮られていて、論文書いたのは男の人だった。

 

民族舞踊がすべからく好きなので、そのシーンがよかった

昔シルヴィ・ギエムとアクラム・カーンの『聖なる怪物たち』という公演で、インドの踊り(この場合はkathak)が取り入れられていて、初めて見て結構衝撃だったのでずっと興味があった。アクラム・カーン自体はかなりコンテンポラリー寄りの人なので動画は西洋っぽい。今見直すとワナジャの主人公の方が好き

 

0:40くらいから

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 ◆エンダーのゲーム

『エンダーのゲーム』を読んだ。なんか映画がつまらなそうというイメージに引っ張られていたけどよかった。まとめるのが下手なので間違っていたら申し訳ないが、ざっくりいうと才能を持った少年が孤独と戦いつつ異星人と戦う話。アクションシーンがたくさんあり、足を曲げて跳んで撃つ、みたいな描写が全部スッと入ってこなくて全部わからないまま終わったけどいい話だった。小説に声や外見、映像がついてくる人がいるけど自分はそういうものがほぼない。頭の中でたまにうっすら音読しながら読む感じで、パックマンが高速で食べていく感じに近いかもしれない。こういう読書タイプの話に結構興味があるので、飲み会あるあることS?M?クエスチョンの後継になってくれたらいい。この小説、初出が1977年なのにインターネット上の論説でのし上がる話もあったりしてちょっとびっくりした。かなり正確だった。

 

 自分が読んだのは野口幸夫訳の古い方。家には父の集めたハヤカワSFが多くあったので、ショットガンとガイガーカウンターを担ぎピックアップトラックで落雷の跡を見に行くような人間に育ってしまったのを生育環境のせいにしたいところ。

 

 

 ◆Vessel Orchestra

友人から教えてもらった壺のオーケストラ、かわいいけど

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3年前ロンドンでやったときの全体像が2:15から

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かわいいけどなんかのDNAとかを音符に変換→これが〇〇の音楽です!つって規則性のない音楽インスタレーション聞かされたときと若干同じ気持ちになったんだけど、みんなはどうでしょうか、焼き物とコードがミスマッチすぎる

 

でも白くて広い空間はそれだけでよいし、お皿やツボはずっとよい