兎波走り

死にたくない

ミニ日記 どんな顔すればいいの

 

家にこもっているのは前から変わらないけど、最近創作物の受け取りが変わってきてしまった。

 

映画を見ても、ああマスクしてない…とか、能天気だなあとか思ってしまう。
3月より前に聞いていた曲も、なんだか違う世界のもののように聞こえてしまう。
戦争時のプロパガンダアートに感じる違和感の逆みたいなことになっているのかもしれない。

 

Young Thugが新曲Quarantine Cleanを出していて、ようやく少し身近に聞くことができた。

youtu.be

特にラップのファンというわけでもないし歌詞に共感というわけではないが、どうやら自分はコロナ関連がないものには「今」感を見出せていないようだ。歌詞には女の子も出てくるけどこういう時恋愛ってどうなるんだろう?マイカー持ってたら会えるのか?

 

関連してぱらぱらと思い出すこと:
◇昔お金がないし家のことも忙しい時に、えいやと思って歌舞伎を観に行ったが全く楽しめなかったことがある。もちろんそうじゃない面もあるけど、文化というものは衣食住足りてはじめて楽しめる贅沢品だったのだなとそれから結構思うようになった。読み返すとかなり当たり前だけど体で覚えないとわからないタイプの家畜だから仕方ないね。

 


◇記憶が少しあやふやなのだけど、東日本大震災の被災者の方が「(援助品で)ケーキが一番嬉しかった」と話していたのも何とは無しに思い出される。必要最低限のもので暮らし続けている中、ケーキ来た時はみんな群がって、お茶を入れて心を緩ませられた、みたいな文脈だったと思う。

 

◇こういう時に通常通り過ごし続けることも助けになるという論にもある程度納得していたし、東日本大震災の時の自粛ムードにも、ハイチで起こった地震の時は何も言わなかった癖に、みたいな尖りかたをしていた。普通にまあまあ落ち込んだけど。今回は落ち込むとかじゃなくて手放しで楽しい100%という気持ちにはなんだかなりませんねえという気持ち。映画を楽しめなくなったのがつらい。ドキュメンタリーが好きなのでより差を感じてしまう。さよならみんな、どうやら新世界編が始まってしまったようです。

 


◇見たい映画もなんだか没頭できないが、そういえばワンピースは相変わらず面白かった。あとチェンソーマン(陰影の描き方がかっこよすぎる)を本誌で読むためとうとう月額サブスクしました。俺はりぼん生まれ集英社育ち、マガジンハウス大体立ち読み

 

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クァンシ様

 

 

◇今日は去年予告編を見て気になっていた映画をやっと観る日

英語の題名は In the Aisleなのでこっちのほうがいい

中身あんまり期待しない、期待しないって大人の作法らしいから学んでいる途中